お知らせ 2023.06.26

高分子化学研究室の論文が表紙に選ばれました。

2023年6月20日に理工学部 機能分子・生命化学科 高分子化学研究室 (古賀 智之 教授、西村 慎之介 助教)の研究グループの論文が、英国王立化学会(RSC) Polymer Chemistry誌に掲載され、14巻24号のOutside Front Cover(表表紙)に選ばれました。おめでとうございます!

本論文では、種々のアミノ酸を原料としたビニルモノマーの調製を行い、高速可逆的付加-開裂連鎖移動(RAFT)重合法を用いて、重合度・多分散度・モノマー配列が制御された高分子の精密合成に成功しました。これらアミノ酸由来高分子の水中での温度応答挙動(下限臨界溶液温度(LCST)型)を詳細に検討し、モノマー配列やアミノ酸種の疎水性度がLCST挙動に及ぼす影響を明らかにしました。環境調和性の新しいスマート高分子としての活用が今後期待されます。

発表題目

Synthesis of amino acid-derived vinyl polymers with precisely controlled hydropathy and their thermoresponsive behavior in water

発表者(論文の代表著者)

古賀 智之
理工学部 機能分子・生命化学科 教授

共著者

澤本 篤(理工学研究科応用化学専攻 博士課程(前期課程)修了)
西村 慎之介(理工学部 機能分子・生命化学科 助教)
東 信行(同志社大学 名誉教授)

関連情報

Polymer Chemistry (外部サイト)

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