お知らせ 2023.02.7

理工学部機能分子・生命化学科分子生命化学研究室の小寺政人教授の研究グループの論文が日本化学会のBulletin of the Chemical Society of Japan (Vol. 95, No.11)の優秀論文に選ばれました。

 理工学部機能分子・生命化学科分子生命化学研究室の小寺政人教授の研究グループの論文が日本化学会のBulletin of the Chemical Society of Japan (Vol. 95, No.11)の優秀論文に選ばれました。
 ブレオマイシンの鉄錯体(Fe-BLM)は酸素分子を還元的に活性化して高速でDNAの二本鎖を切断しますが、その反応機構は解明されていません。この機構解明や実用的な応用の観点からFe-BLMの機能を再現する金属錯体が待ち望まれていました。本研究では、小寺教授らが独自に開発したアミドテザー型配位子の二核銅錯体を用いて高速でDNA二本鎖切断が起こることを見出し、反応機構を明らかにしました。これは高速のDNA二本鎖切断の機構解明と共に、遺伝子編集や難病の治療法への応用などの観点から重要です。

受賞名

Bulletin of the Chemical Society of Japan (Vol. 95, No.11)の優秀論文

発表題目

Burst of DNA Double-Strand Breaks by Dicopper(II) Complex with a p-Cresol-2,6-Bis(amide-tether-dpa) Ligand via Reductive O2-Activation

発表代表者

小寺 政人
理工学部 教授

共著者

畑 真知
理工学研究科 博士課程(後期課程)応用化学専攻 2年次生
(理工学部 機能分子・生命化学科卒業)

角谷 優樹
理工学研究科 2020年度修了生

人見 穣
理工学部 教授

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